2011年 04月 30日
鳥越城へ
今日は高校の時の友人K君と石川県白山市の国指定史跡、鳥越城へ。
午後、鳥越城にてK君と待ち合わせ。
慣れない山道を登り駐車場に到着。
雲行きが怪しいというのに、車が3台ほどとまっていてびっくり。
K君もすでに到着していて、久しぶりの再会の挨拶も早々に、縄張り図を渡されK君の友人Oさんと3人で早速散策へ。
天気が不安なので、カッパを装備して挑みます。
鳥越城は手取川と大日川に挟まれた丘陵上に位置する山城。
加賀の一向一揆の軍事拠点として、鈴木出羽守によって築造されました。
織田信長の一向宗平定の命を受けた柴田勝家によって落城しますが、一向衆最後の拠点となったお城でした。
本丸は石垣と門が復元されています。
また、発掘調査で検出された掘立柱建物跡なども柱穴の位置が分かるよう、整備されていました。
鳥越城は、自然の丘陵の形をうまく利用して造られていて、「曲輪」と呼ばれる平坦面の側面の「切岸」が高くて急です。
縄張り図では少し分かりにくかったのですが、実際の切岸を見ると、その険しさに「絶対登れない…」と思いました。
本丸からは四方が見渡せ、敵の接近をいち早く発見することを重視していたことが分かります。
K君曰く「いかに早く敵を発見し、いかに敵の侵攻を妨げるか、が城の造りとして重要」
さらにK君解説のもと、「横堀」、「縦掘」「土橋」などなどを見て回ります。
もっとも重要な本丸を守るため、その周りには2重3重に曲輪が配してあります。
さらにその曲輪は横堀に囲まれ、道はわざと迂回させるようにくねくねと曲がります。
尾根伝いに攻められないように尾根を断つ縦掘が掘られ、重要な部分には櫓が設置されていたようです。
縄張り図と見比べながら、K君の解説付きでの散策だったので、鳥越城の造りを初心者の私もちょっとは理解できたかも。
途中、雨が本降りになり、散策は終了。
あずま屋?で避難していると、ドドーンッと大きな雷の音がっ
危ない危ない。急いで下山です。
駆け足?での散策でしたが、楽しかったです。
そして山城には縄張り図と城に詳しい友人が必要だな、と思いました。
そういえば、我家の家系は鈴木出羽守の傍系に当たるのだとか。
お妾さんの子孫で、伝承によると、そのお妾さんは鳥越城落城の際に、本丸にあった井戸に身を投げたのだとか…
祖母が柴田勝家を良く言わないのにはそんな理由があったり。
K君、Oさん、お付き合いいただき、ありがとうございました。
午後、鳥越城にてK君と待ち合わせ。
慣れない山道を登り駐車場に到着。
雲行きが怪しいというのに、車が3台ほどとまっていてびっくり。
K君もすでに到着していて、久しぶりの再会の挨拶も早々に、縄張り図を渡されK君の友人Oさんと3人で早速散策へ。
天気が不安なので、カッパを装備して挑みます。
鳥越城は手取川と大日川に挟まれた丘陵上に位置する山城。
加賀の一向一揆の軍事拠点として、鈴木出羽守によって築造されました。
織田信長の一向宗平定の命を受けた柴田勝家によって落城しますが、一向衆最後の拠点となったお城でした。
本丸は石垣と門が復元されています。
また、発掘調査で検出された掘立柱建物跡なども柱穴の位置が分かるよう、整備されていました。
鳥越城は、自然の丘陵の形をうまく利用して造られていて、「曲輪」と呼ばれる平坦面の側面の「切岸」が高くて急です。
縄張り図では少し分かりにくかったのですが、実際の切岸を見ると、その険しさに「絶対登れない…」と思いました。
本丸からは四方が見渡せ、敵の接近をいち早く発見することを重視していたことが分かります。
K君曰く「いかに早く敵を発見し、いかに敵の侵攻を妨げるか、が城の造りとして重要」
さらにK君解説のもと、「横堀」、「縦掘」「土橋」などなどを見て回ります。
もっとも重要な本丸を守るため、その周りには2重3重に曲輪が配してあります。
さらにその曲輪は横堀に囲まれ、道はわざと迂回させるようにくねくねと曲がります。
尾根伝いに攻められないように尾根を断つ縦掘が掘られ、重要な部分には櫓が設置されていたようです。
縄張り図と見比べながら、K君の解説付きでの散策だったので、鳥越城の造りを初心者の私もちょっとは理解できたかも。
途中、雨が本降りになり、散策は終了。
あずま屋?で避難していると、ドドーンッと大きな雷の音がっ
危ない危ない。急いで下山です。
駆け足?での散策でしたが、楽しかったです。
そして山城には縄張り図と城に詳しい友人が必要だな、と思いました。
そういえば、我家の家系は鈴木出羽守の傍系に当たるのだとか。
お妾さんの子孫で、伝承によると、そのお妾さんは鳥越城落城の際に、本丸にあった井戸に身を投げたのだとか…
祖母が柴田勝家を良く言わないのにはそんな理由があったり。
K君、Oさん、お付き合いいただき、ありがとうございました。
by JASSmin-hako
| 2011-04-30 22:55
| 考古学のお話