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カテゴリ:考古学のお話( 18 )

昨日は古代の餅菓子、椿餅づくりに挑戦しました。
が、甘味を砂糖で代用。これでは古代感が出ないのでは?というご指摘をいただき、今日は砂糖以外のもので、甘味を‼︎


南北朝時代の源氏物語の注釈書『河海抄』には甘味は甘葛でつけるとあります。
甘葛とは、葡萄科の植物のツルから採れる甘い汁とされています。あるいは、瓜科のアマチャヅルを乾燥させて作った甘茶と考えられています。


ということで、どどーん!今日は甘味を甘茶でつけます!
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〜材料〜
道明寺粉…100g
甘茶…200ml
椿の葉(山茶花の葉)

1 甘茶をいれる
2 甘茶をわかし、道明寺粉を加える。あとは昨日と同じ。


完成品は…
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ほんのり茶色いですね。古代っぽいかも笑

甘味は…ほのかに。砂糖に比べると、ダイレクトな甘味は感じません。
甘茶の風味というか、クセを少し感じます。
大人なら抵抗ないかもしれませんが、子供は気になるかも…?
これはこれで美味しいと、個人的には思いますが、意見がわかれるかも。

純粋な甘味、砂糖ってある意味すごい発明ですね。
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by JASSmin-hako | 2015-06-12 21:48 | 考古学のお話
今日は古代のお菓子、「椿餅」づくりに挑戦!

椿餅は、平成時代に食べられた餅菓子。餅菓子の起源と推定されています。
源氏物語にも登場するお菓子で、蹴鞠会の時などに食べられたようです。

「椿い餅、梨、柑子やうのものども、様々に筥の蓋どもにとりまぜつつあるを、若きひとびと、そぼれとり食ふ」(源氏物語若菜上)


椿餅は、南北朝時代の書物によれば、糒を臼でひいた粉に甘葛の汁で甘味をつけ、蒸して団子のようにして、椿の葉で挟んだもの。


糒を臼でひいたものは、現在の道明寺粉。桜餅などに使われるものです。
甘葛の汁は…お砂糖で代用
椿の葉は…我が家には無いので、ツバキ科ツバキ属の山茶花で代用
代用ばっかり…(^_^;)

〜材料〜(10個分)
道明寺粉…100g
水…200ml
砂糖…大さじ1
椿の葉(山茶花の葉)…20枚
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1 お湯を沸かす。沸騰したら、砂糖を加え溶かす。

2 道明寺粉を加え一混ぜ。火を弱火にする。
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3 全体からプクプク穴が空いたら、火を止め、布巾と蓋をして15分蒸らす。
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4 冷めたら、団子状に丸める
5 椿の葉で挟む
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完成!
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冷蔵庫で冷やして、試食。
ほんのり甘くて、もち米の香が優しい美味しい。
道明寺粉のツブツブした食感と、もち米のもっちり感が程よい。
まずまずの出来ではないでしょうか⁉︎

妹にも試食させると…
「普通に美味しい。あんこが無いおはぎみたい」
だそうです。

以前作った蘇とドングリクッキーは不評だったので、初めての「美味しい」をいただきました!♪( ´▽`)

とーっても簡単なので、気軽に古代感が味わえるかも⁉︎
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by JASSmin-hako | 2015-06-11 17:00 | 考古学のお話

ブッショウジ古墳群と桜

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今日はとても良いお天気だったので、ロードパーク「なかうみの里」にある、ブッショウジ古墳群へ。
ブッショウジ古墳群は古墳時代後期の古墳で、1号墳と2号墳の2基からなります。
2号墳は古墳時代後期に珍しい、粘土と木で作られた墓室を有していたことで知られています。

さて、そんなブッショウジ古墳群ですが、今、桜が満開です。
といっても、桜の木はございません。
ではどこに…?
足元に視線を移すと…芝桜が満開!
ピンク、白、紫と色とりどりの芝桜が蝶々などの形を描きながら、咲き誇っています。
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芝桜は3600株植えられているらしいです。
芝桜は、良く観察すると、花の色で葉っぱや花の形に違いがあって面白いです。
古墳見学と一緒に、芝桜のお花見はいかがでしょう?
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by JASSmin-hako | 2014-04-11 20:15 | 考古学のお話
石川県能美市の能美古墳群にある和田山23号墳(国指定史跡)から出土した古墳時代中期(5世紀末)の須恵器2個に、「未」と「二年」の文字が記されていたことが分かり、能美市教育委員会が19日、発表した。市教委によると、文字が刻まれた須恵器としては日本最古という。(日本経済新聞より)

というわけで、久しぶりの「考古学のお話」
すごい発見ですね。なめらかな筆遣いが職人の手の生々しさを残している気さえします。
身分の高い人だけではなく、工人までもが文字を使用していたというのは少し驚きです。
古墳時代中期には意外と多くの人が文字を書く知識を持っていたのですね。

こちらの須恵器は1977年の発掘調査で出土した資料だそうです。
それが今になって…古い資料の再整理、再調査の重要性が分かりますね。


そして昨日、この能美古墳群の一角、秋常山古墳群の古墳祭りへ行ってきました。
秋常山古墳群は全長約140mの北陸最大級の前方後円墳である1号墳、一辺が約30mの方墳である2号墳からなります。
この1号墳の頂上で、近くの粟生小学校の6年生たちが大王と巫女、武人達に扮して古墳儀礼のセレモニーを行いました。
沢山のボランティアの村人たちを従えて、大王一行は新米をお供えし、能美の平安と繁栄の祈りを捧げていました。
勾玉つくり、組みひもなどの古代体験の他、ジャズコンサートなども行われ、とても賑わっていました。

史跡は地域の人たちが集う場所になれるんですね。


素晴らしい再発見もあった能美古墳群。
こうして後世に伝えていってほしいですね。

日本経済新聞記事『文字、5世紀に広く普及か 須恵器に「未」「二年」
』→http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1905R_Z10C13A9CR8000/
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by JASSmin-hako | 2013-09-24 14:58 | 考古学のお話
富山県民会館 美術館で開催中の『マチュピチュ「発見」100年 インカ帝国展』に行ってきました。


インカ帝国は15世紀~16世紀ごろ、アンデス中央高地にあった帝国。
首都はクスコ。1533年にスペイン人に征服されるまで、栄えた巨大帝国でした。
文字を持たず、鉄器も車輪も知らない人々が、巨大な石の神殿を作り上げ、美しい毛織物を織り上げ、精緻な金細工を残しました。
そのインカ帝国の遺跡、マチュピチュの発見から100年を記念した展示です。

アリバロと呼ばれるお酒を入れる壺、ケロという酒器、チュニックやマントなどなど…
インカ帝国の素晴らしい品々が展示されていました。

壺は素焼きということでしたが、どうやって出したのかと思うほどの、ツヤ。
そして泥漿を使って、幾何学的な文様や、ジャガーやコンドルといった神聖視されていた動物、昆虫などの文様がさまざまな色で描かれていました。

織物も大変素晴らしかったです。
赤、白、黄、黒などを基調に、幾何学模様、八芒星や動物のモチーフが多く見られました。
非常に目が細かく、丁寧に織り込まれていました。
基本的にリャマやアルパカ、ビクーニャというラクダ科の動物の毛で織られていました。

鉄器を持たなかったという、インカ人ですが、彫金などの加工技術は目を見張るものがありました。
中空の人形などは、3センチほどしかないのに、細かく手足の指まで表現されていたり…
金や銅の加工技術は優れていても、基本的にそれは装飾に使われたようで、金属の武器、といえるものはなかったようです。
感覚のちがいを感じました。

インカ人は、亡くなった人をミイラにして埋葬、もしくは信仰の対象にしていたようです。
このインカ帝国展にも、何体かのミイラが展示されていて、そろって手の指を細い紐で縛られ、手で顔を覆うようにし、体を小さく折りたたむようにして、何重にも布でくるまれているそうです。
ミイラを作る「手順」があったんですね。

他にもいろいろと展示があったのですが、全体的な感想としては…「もう少し、基本から教えてほしかった」でしょうか…
どこで、どんなふうに出土したのか、素材は何か…それぞれの遺物の基本情報がもう少し欲しかったような…
道具の使い方も、イラストなどの説明があると嬉しかったな、と…
インカの高い石積みの技術を支えた道具の展示がありましたが、どんな風に使われたのか、よくわからず、いまいちイメージがわかない…
うーん知識と想像力が足りないのでしょうか(汗
それから、3Dシアターがありますが、あれは別に見なくてもいいかと。時間があれば、玉木宏さんが好きならば(ナレーションをしています)、見てもいいかな、といった感じでした。


子供向けのガイドブックを購入。「基本」から簡単に書かれていて、読みやすいです。(笑)
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全体的に1200円は少しだけお高いな、と…
でも、ここで朗報!女性は水曜日がお勧め!!
たまたま水曜日にいったら、レディースデイで、通常1200円のところ、1000円でした!!
これなら満足!?(笑)

会場:富山県民会館(美術館1階およびロビー)
会期:2013年2月9日(土)~4月7日(日)
休館日:2月14、21、28日 木曜日
開館時間:平日・午前9時~午後4時30分
土日祝日:午前9時~午後5時
※入館は各閉館時間の30分前まで
チケット前売り券:一般・大学生・1,000円、小・中・高校生・500円
当日券:一般・大学生・1,200円、小・中・高校生・600円
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by JASSmin-hako | 2013-02-28 00:52 | 考古学のお話
小松市埋蔵文化財センターでは冬季企画展「かたちと文様の源流」がスタートしました。

遺跡から見つかる道具のかたちと文様に注目し、縄文時代から中世まで、その変化を追います。
煮炊き具の時代による変化や、それぞれの時代の文様の変化を、時代をおって見られるので、分かりやすく、考古学に興味が無くても楽しく見られる展示だと感じました。
目を引く形の土器があったり、子供ウケもよし!(笑)

皆さまぜひご来館ください。
この展示に合わせて「市民考古楽講座」も開講されます!

講座1「かたちと文様の源流~展示の見どころ」
講師:宮田明(小松市埋蔵文化財センター)
日時:2月14日(木)、2月17日(日) 各日13:30~15:30

講座2「弥生時代の紋様・絵画・造形の意味を読み解く」
講師:橋本裕行(奈良県立かしわら考古学研究所)
日時:3月2日(土)14:00~15:30、3月3日(日)10:00~11:30

会場:石川県小松市埋蔵文化財センター
参加費:無料(展示観覧料100円)
定員:40名(先着順)
申し込み:0761-47-5713

詳しくはこちら→http://www.city.komatsu.lg.jp/maizoubunkazaichousa/
小松市はfacebookもやってます。こちらにも情報が載ることがあるので、チェックしてみてください→https://www.facebook.com/cityofkomatsu
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by JASSmin-hako | 2013-02-07 23:44 | 考古学のお話

甲着装人骨出土

7時のニュースを見てビックリ。
流石、日本のポンペイと呼ばれる、黒井峯遺跡の近く。
イタリア、ポンペイのように、遺体の血縁関係が気になっちゃう、ドキドキする資料ですね。
そして、榛名山噴火の被害の大きさを物語ってますね…
群馬県のHPはこちら→http://www.pref.gunma.jp/03/x4500038.html
残念ながら現地説明会には行けないや…
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by JASSmin-hako | 2012-12-10 23:47 | 考古学のお話
7月1日から、小松市埋蔵文化財センターでは、夏季特別展「重要文化財 矢田野エジリ古墳出土埴輪の世界」を開催中!
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重要文化財、矢田野エジリ古墳の埴輪が勢ぞろい!!
北陸では珍しい、11体の人物埴輪と2体の馬形埴輪を含めた30点が一堂に会するのは15年ぶり。壮観です。

期間は平成24年7月1日(日)~9月2日(日)
観覧料は大人100円、高校生以下は無料です。

この展示を記念して、特別講演会も開かれます。
「はにわたちのメッセージ~人物埴輪が語るもの~」
講師 若狭 徹 氏(高崎市教育委員会)
時間 13:30 ~ 15:30
事前申込み不要
会場:小松市第一地区コミュニティセンター

詳しくは小松市埋蔵文化財センターのHPで→http://www.city.komatsu.lg.jp/maizoubunkazaichousa/
リニューアルして、お得な情報や、イベント情報も見やすくなりました!
是非チェックしてみてください。
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by JASSmin-hako | 2012-07-03 17:18 | 考古学のお話

蘇を作ってみよう!

今日は“蘇”を作ってみようと思います!!
蘇とは、古代のチーズと言われる乳製品。
延喜民部式下には「乳大一斗煎 得蘇大一升」
とあります。

また、奈良時代の貴族、長屋王の館跡出土の木簡には、蘇が献上されたとの記述があります。
日本にはもともと牛はいなかったようで、牛の飼育が始まるのは、古墳時代。

奈良時代でも牛の飼育は少なかったようで、牛乳は貴重品!
滋養強壮、お肌に良い、便通も良くなる、等々…当時は薬のように扱われていたよう。


さて、早速作り方。

必要なものは…
牛乳
お鍋
木ベラorシリコンベラ

以上!!

味付けは一切なし!ひたすら煮詰めるだけ!!

今日は二種類の牛乳で実験。
300円する低温殺菌牛乳と普通の牛乳。先ずは右の低温殺菌牛乳で!高いぞ!!
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焦げ付かないように、今日はテフロン加工のフライパンで。
先ずは強火~中火で火にかけます。焦げ付かないように、ずっと混ぜます。10分くらいで沸騰。
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沸騰したら、中火~弱火で。ここでも混ぜ続けます。側面に出来る膜もこそげ落として。
混ぜ続けること約1時間半…やっと牛乳に変化が!!なんだかとろみが…焦げ付き注意!!
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さらに20分加熱すると、こんな感じに。ドロドロお味噌くらいになるまでさらに10分くらい加熱。
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お味噌上の牛乳をタッパーにいれ、冷蔵庫で冷やしたら出来上がり!
だいたい2時間10分ほどかかりました…
1リットルの牛乳で縦横10センチ×13センチ、高さ1センチちょっとの蘇が完成。
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出来たばかりの熱々の蘇はトロッと柔らかい、濃ーいミルキーのような、塩けのないチーズのような??


冷やしてカットしてみたが、こちら。
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個人的には癖のあるミルキーといったかんじで、悪くないな、と…
甘味料は何も使ってませんが、甘い!
が、妹と弟には不評。生臭いそうな…



このあと、安い普通の牛乳でも作ってみました。
このときはもっと浅いフライパンに変え、もう少し強火で煮詰めてみました。
すると、低温殺菌で作った時より20分ほど短縮出来ました。
そしてこっちのほうが、癖がなくて美味しいかも…



今回の挑戦で私が得たコツとしては…
・普通の浅いフライパンで作ること。テフロン加工の!
・焦げないように休まず混ぜ続けること
・ドロドロになるまでは、中火くらいで大丈夫!頑張って混ぜれば
・高い牛乳じゃなくても、普通の牛乳で作れる!

です。

古代の味、蘇作りに、皆様も挑戦してみては??
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by JASSmin-hako | 2012-05-17 23:16 | 考古学のお話
小松市埋蔵文化財センターでは、今日から冬季企画展「遺跡発掘ものがたり」が始まりました。 
会期 平成24年1月26日(木曜日)~4月8日(日曜日)
会場 埋蔵文化財センター 展示室

戦後から始まる小松市の発掘調査のあゆみを紹介。
小松市で最初に発掘調査をしたのは?
開発ラッシュが押し寄せて来た時は…?
などなど、戦後から現在まで、小松市での発掘調査がどのように行われてきたのか、小松市の“発掘調査の歴史”をふりかえる展示になっています。

詳しくはこちら→http://www.city.komatsu.lg.jp/maizoubunkazaichousa/maibunibento_3.html
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by JASSmin-hako | 2012-01-26 23:33 | 考古学のお話

日常のちょっとしたことを書き綴る日記 手作りのこと、ペットのこと、考古学のこと、などなど…


by JASSみん