人気ブログランキング | 話題のタグを見る

JASSみんの小箱

jassmin.exblog.jp
ブログトップ

千秋楽

今日は西町の子供歌舞伎の千秋楽へ行ってきました。
演目は『清盛入道仏御前 西八条館乃段』

千秋楽ということで、上演前には、五人衆や若集の挨拶、振付師などの床場の方たちへの花束贈呈も。
そしていよいよ上演。
「とざい、と~ざ~い!!」
今年の子供歌舞伎も今日が見納めということで、子供たちも一生懸命…
白拍子仏御前も上手に琴を奏でて…んん??仏御前が座っているのは…???
千秋楽_b0213406_22215893.jpg

千秋楽ならではの、おふざけも011.gif


でも最後は全員で、きめポーズ!
千秋楽_b0213406_22221332.jpg



仏御前は小松市原町出身とされる白拍子。
16歳だった彼女は当時都で評判でした。そして今をときめく平清盛に舞を披露しようと清盛の館を訪れますが、清盛は仏御前を追い返します。
しかし、清盛の寵愛を受けていた白拍子妓王の取り計らいで、仏御前は清盛の前で今様をうたいます。
「君を初めて見る折は 千代も歴ぬべし姫小松 御前の池なる亀岡に 鶴こそ群れいて遊ぶめれ」
と歌います。
その後舞も披露し、清盛はすっかり仏の虜。
妓王を追い出し、仏御前をそばに置きます。
妓王は
「萌えいづるも 枯るるも同じ 野辺の草 いずれか秋にあわではつべき」
と書き残し、妓王は館を去りました。
これを目の当たりにして、世の無常を悟った仏御前は17歳で清盛の館を去り、出家していた妓王を訪ねます。
世を恨んで尼となった自分と異なり、真に仏の道を志す仏御前の決意に心動かされ、ともに念仏を唱える日々を送ったそうな。
歌舞伎ではもっと入り組んだストーリーに脚本されていました。





その後仏は原町に戻り、その地で亡くなったそうです。
原町には、仏御前のお墓と屋敷跡の塔が残されています。




今年は大河ドラマも平清盛。
清盛ゆかりの仏御前の出身地、原町へ訪れてみてはいかがですか??
小松市原町には小松市埋蔵文化財センターも地図はこちら
by JASSmin-hako | 2012-05-14 22:58 | 小松のお話

日常のちょっとしたことを書き綴る日記 手作りのこと、ペットのこと、考古学のこと、などなど…


by JASSみん